しばらく黙って何か考えてた加瀬くんだったけれど、突然、「それでいいよ」って言い出した。
「オレ、小宮山の兄ちゃんに会う。だからそのまま頼んでよ」
「ウソ、いいの!?」
「そりゃオレだってこえーし、恥ずかしいケドさあ・・」
肉まんの底にくっついてた紙を握りしめたまま、加瀬くんが夜空を見上げる。
「どーせこのハナシ持ってった時点で、オレの下心なんかバレバレじゃん? この際、恥ずかしいのは諦める」
「ゴ、ゴメン」
「オレ、ロボコンがんばるし、小宮山とマジメにオツキアイしてますってちゃんと挨拶するから・・」
なんだか結婚前の親への挨拶みたいなことになってしまった。
会うのはお兄ちゃんだけど。
「だから小宮山も、兄ちゃんのOKもらえるようにオレのことホメちぎっといてよ」
「ウ、ウン。わかった」
「オレ、小宮山の兄ちゃんに会う。だからそのまま頼んでよ」
「ウソ、いいの!?」
「そりゃオレだってこえーし、恥ずかしいケドさあ・・」
肉まんの底にくっついてた紙を握りしめたまま、加瀬くんが夜空を見上げる。
「どーせこのハナシ持ってった時点で、オレの下心なんかバレバレじゃん? この際、恥ずかしいのは諦める」
「ゴ、ゴメン」
「オレ、ロボコンがんばるし、小宮山とマジメにオツキアイしてますってちゃんと挨拶するから・・」
なんだか結婚前の親への挨拶みたいなことになってしまった。
会うのはお兄ちゃんだけど。
「だから小宮山も、兄ちゃんのOKもらえるようにオレのことホメちぎっといてよ」
「ウ、ウン。わかった」