ケーキを食べた後は海で遊んだ。
さすがにもう水は冷たかったけれど、ガマンできないほどじゃない。
「あ」
加瀬くんが突然砂浜にしゃがみ込む。
「コレ、あげる」
加瀬くんが私の手のひらにのっけてくれたのは、つやつやした真っ白い巻き貝の殻。
「わあ、こんなに白いの珍しいね」
手のひらの上でころがしてみると、うっすらと茶色いスジが入ってる。
「コレたぶん、よくあるやつ。それの、特別白いやつ」
加瀬くんが得意そうに胸をはった。
「ありがと、加瀬くん」
17回目の誕生日。
松原でケーキ食べて、海で遊んで、恋人にキレイな白い巻き貝をもらった。
さすがにもう水は冷たかったけれど、ガマンできないほどじゃない。
「あ」
加瀬くんが突然砂浜にしゃがみ込む。
「コレ、あげる」
加瀬くんが私の手のひらにのっけてくれたのは、つやつやした真っ白い巻き貝の殻。
「わあ、こんなに白いの珍しいね」
手のひらの上でころがしてみると、うっすらと茶色いスジが入ってる。
「コレたぶん、よくあるやつ。それの、特別白いやつ」
加瀬くんが得意そうに胸をはった。
「ありがと、加瀬くん」
17回目の誕生日。
松原でケーキ食べて、海で遊んで、恋人にキレイな白い巻き貝をもらった。