「えーと、小宮山さんだっけ?」
って言って飯田が小宮山を見る。
「ウン、そう。小宮山。たしか新しい副会長サンだよね? ええっと名前は・・」
「飯田ね?」
「あ、そうそう飯田くん」
お互いウロ覚えの小宮山と飯田が自己紹介をはじめたところに早坂が割り込んだ。
「小宮山先輩、私たちがつきあってるの知ってました?」
「えっ、そーなの!? 知らなかった!!」
小宮山が目を丸くして、飯田と早坂をかわるがわる見る。
「オレら花火大会の夜からつきあってんの。小宮山さん、花火行った?」
「うん。加瀬くんと行ったよ」
世間話をはじめたふたりを放置して、ゆっくりとオレのほうへ振り向いてきた早坂のこの目つき。
口に出さなくても何が言いたいかハッキリわかる。
オレを睨む早坂に、もうイヤな予感しかしない。
って言って飯田が小宮山を見る。
「ウン、そう。小宮山。たしか新しい副会長サンだよね? ええっと名前は・・」
「飯田ね?」
「あ、そうそう飯田くん」
お互いウロ覚えの小宮山と飯田が自己紹介をはじめたところに早坂が割り込んだ。
「小宮山先輩、私たちがつきあってるの知ってました?」
「えっ、そーなの!? 知らなかった!!」
小宮山が目を丸くして、飯田と早坂をかわるがわる見る。
「オレら花火大会の夜からつきあってんの。小宮山さん、花火行った?」
「うん。加瀬くんと行ったよ」
世間話をはじめたふたりを放置して、ゆっくりとオレのほうへ振り向いてきた早坂のこの目つき。
口に出さなくても何が言いたいかハッキリわかる。
オレを睨む早坂に、もうイヤな予感しかしない。