「わりーね、田口」って形ばかりのお詫びを口にしつつ小宮山の様子を窺えば、なぜか小宮山は、シャーペンの中から芯を全部抜き取ってそれを黙々と机に並べているところだった。
「なにやってんの、小宮山」
「い、いや。コレ何本入ってたかなと思って」
「ハア? そんなもん数える必要、ある??」
芯をつまんだまま小宮山が途方に暮れる。
「さあ・・ワカンナイ」
・・・これもヤキモチなんだろうか。
あまり納得はいかないが、一応ヤキモチとしてカウントしておくことにする。
実はオレ、小宮山にヤキモチを焼かせたくてわざと彼女を煽っているトコロなのだ。
「なにやってんの、小宮山」
「い、いや。コレ何本入ってたかなと思って」
「ハア? そんなもん数える必要、ある??」
芯をつまんだまま小宮山が途方に暮れる。
「さあ・・ワカンナイ」
・・・これもヤキモチなんだろうか。
あまり納得はいかないが、一応ヤキモチとしてカウントしておくことにする。
実はオレ、小宮山にヤキモチを焼かせたくてわざと彼女を煽っているトコロなのだ。