その時、春樹くんの後ろでガッシャン!てすごく大きな音がして、近くにいた人たちが一斉に音のしたほうに顔を向けた。
春樹くんもびっくりして後ろを振り返った。
私たちのふたつ向こうのテーブルの下に小さな男の子がもぐりこんで、バラバラになった電車を一生懸命拾ってる。
ハイハイ、アレを落っことしちゃったわけねって、みんながそれに気を取られてたその一瞬・・
「!!!」
突然顔を寄せてきた加瀬くんが、私の耳たぶをペロリと舐めたのだ。
ギョッとして私が顔を向けた時には、すでに加瀬くんは身体をひっこめて、さっきと同じように頰杖をつき直してた。まるで何事もなかったかのように。しれっと。
ぞぞぞと耳が痺れて、頭は真っ白。
加瀬くんの一撃は、私にとてつもないダメージをくらわせた。
春樹くんもびっくりして後ろを振り返った。
私たちのふたつ向こうのテーブルの下に小さな男の子がもぐりこんで、バラバラになった電車を一生懸命拾ってる。
ハイハイ、アレを落っことしちゃったわけねって、みんながそれに気を取られてたその一瞬・・
「!!!」
突然顔を寄せてきた加瀬くんが、私の耳たぶをペロリと舐めたのだ。
ギョッとして私が顔を向けた時には、すでに加瀬くんは身体をひっこめて、さっきと同じように頰杖をつき直してた。まるで何事もなかったかのように。しれっと。
ぞぞぞと耳が痺れて、頭は真っ白。
加瀬くんの一撃は、私にとてつもないダメージをくらわせた。