「オレ、今すんげえ気分が悪い」
「!!!」
「言っとくけど、結構妬いてるからな! ショックだし、悲しいし、不安になるし、オレぐちゃぐちゃ」

いきなりのオレの豹変に、顔色を失って固まる小宮山。
怖がられてるかもしれないけど、優しくしようなんて気分じゃなかった。
だって可哀想なのは、どー考えたってオレだから。オレのほうが優しくされて然るべき。
と、オレは思った。

「なんとかしてよ」
小宮山を睨みつけて凄むオレに彼女が青ざめる。
「ど、どうすればいいの?」
「機嫌とってよ。なんでもいいからオレの気分よくして」
「気分を、よくする・・??」
オウム返しにオレの言葉をつぶやく小宮山にオレは恥ずかしげもなく甘えた。

「オレにヤサシクして!!」