危なっかしい小宮山にホウレンソウの重要性をこんこんと説きつつ、オレの意識はすでに今後の対応のほうへと向き始めていた。
ハルキには後でガツンと文句言ってやるとして。なによりもまず、コイツをなんとかしなければ・・ってオレは小宮山の顔をマジマジとみつめた。
ハルキに同情的で、状況をわきまえず優しくしちゃう。
小宮山本人をどーにかしねえと、どんだけハルキに文句言っても意味がない。
んで、オレは思ったのだ。
小宮山をチョットだけオレに縛れないだろうか、って。
さっそく小宮山抱き寄せてお願いしてみる。
「オレ不安でたまんないから、小宮山のこと束縛させて? イッパイじゃなくていい、ほんのチョットだけでいいから!」
「束縛って何するの??」
「アイツと極力しゃべんないで。ダメ?」
これはオレの我儘だ。いくら彼氏だからって、こういうのがどこまで許されるのかはオレにもよくわからない。
だけどハルキだけは、どうしても、なにがあっても、絶対に、絶っっ対にイヤなのだ。
小宮山のほっぺに鼻のアタマ滑らせて必死で甘える。
「なあ、オネガイ!」
独占欲でイッパイのこんな提案を、果たして彼女は受け入れてくれるだろうかーーー
オレは内心不安で仕方なかった。
んだけど小宮山は。
「じゃあ、そうする」って、ビックリするほど簡単に首を縦にふったのだ。
「ウソだろ、いーの!?」
「うん」
嬉しくてドキドキと胸が鳴る。
オレは夢中で彼女を抱きしめて、もうひとつ重要な約束事を取り付けた。
「あとさ、これからは何かあったら絶っっ対オレに言って」
「うん」
「絶対だぞ? 約束な?」
「うん。わかった」
彼女の承諾をキッチリと確認してから、オレは静かに頷いた。
これでよし。
小宮山をオレに縛った。
次からは隠し事しねえって言質もとった。
ハルキはこの後、絶対にオレが追い払う。
もう、大丈夫。
オレはだらしなくユルんでた表情を引き締め直し、小宮山の肩に手をかけた。
んで、彼女の身体をオレからベリッてひっぺがす。
「よし。じゃあ次!」
「次??」
「そう。次のほうが大事」
ポカーンてする小宮山を、オレは眉間にシワよせて思いっきり睨みつけた。
ハルキには後でガツンと文句言ってやるとして。なによりもまず、コイツをなんとかしなければ・・ってオレは小宮山の顔をマジマジとみつめた。
ハルキに同情的で、状況をわきまえず優しくしちゃう。
小宮山本人をどーにかしねえと、どんだけハルキに文句言っても意味がない。
んで、オレは思ったのだ。
小宮山をチョットだけオレに縛れないだろうか、って。
さっそく小宮山抱き寄せてお願いしてみる。
「オレ不安でたまんないから、小宮山のこと束縛させて? イッパイじゃなくていい、ほんのチョットだけでいいから!」
「束縛って何するの??」
「アイツと極力しゃべんないで。ダメ?」
これはオレの我儘だ。いくら彼氏だからって、こういうのがどこまで許されるのかはオレにもよくわからない。
だけどハルキだけは、どうしても、なにがあっても、絶対に、絶っっ対にイヤなのだ。
小宮山のほっぺに鼻のアタマ滑らせて必死で甘える。
「なあ、オネガイ!」
独占欲でイッパイのこんな提案を、果たして彼女は受け入れてくれるだろうかーーー
オレは内心不安で仕方なかった。
んだけど小宮山は。
「じゃあ、そうする」って、ビックリするほど簡単に首を縦にふったのだ。
「ウソだろ、いーの!?」
「うん」
嬉しくてドキドキと胸が鳴る。
オレは夢中で彼女を抱きしめて、もうひとつ重要な約束事を取り付けた。
「あとさ、これからは何かあったら絶っっ対オレに言って」
「うん」
「絶対だぞ? 約束な?」
「うん。わかった」
彼女の承諾をキッチリと確認してから、オレは静かに頷いた。
これでよし。
小宮山をオレに縛った。
次からは隠し事しねえって言質もとった。
ハルキはこの後、絶対にオレが追い払う。
もう、大丈夫。
オレはだらしなくユルんでた表情を引き締め直し、小宮山の肩に手をかけた。
んで、彼女の身体をオレからベリッてひっぺがす。
「よし。じゃあ次!」
「次??」
「そう。次のほうが大事」
ポカーンてする小宮山を、オレは眉間にシワよせて思いっきり睨みつけた。