「朝から何してたの!?」
「顔とか耳とか?? 小宮山が??」
「そーそー、こーんなカンジで加瀬がさあ・・」
翔太の顔使って再現してみせようとする冨永の頭をブ厚い教科書で思いっきりはたく。というか殴る。
「いってえ!」
「ヤメロ、バカ! 小宮山がデコ打っちゃったじゃねーか!」
「あ、ゴメンね、小宮山」
お調子者の冨永が我に返って小宮山に謝りはじめるが、彼女は立ち直れない。
「小宮山が触らしてたみたいにゆーなよ。あれはオレが勝手に触ったの!」
そしたら尚がまた眉をひそめるのだ。
「じゃあやっぱりオマエの一方通行?」
「それは違う!!」
その時、デコに丸い跡をつけた小宮山がむくりと顔をあげた。
「そうじゃないよ、ホントにちゃんとつきあってるよ」
「ホラみろ、わかった? ホントだって言っただろーが!」
ついでにもう一押ししておこうと思った。
「なあ小宮山、コイツに本気だって言ってやってよ。オマエ、オレのことちゃんと好きだよな?」
そう言ってオレは小宮山の顔をのぞきこんだ。
「顔とか耳とか?? 小宮山が??」
「そーそー、こーんなカンジで加瀬がさあ・・」
翔太の顔使って再現してみせようとする冨永の頭をブ厚い教科書で思いっきりはたく。というか殴る。
「いってえ!」
「ヤメロ、バカ! 小宮山がデコ打っちゃったじゃねーか!」
「あ、ゴメンね、小宮山」
お調子者の冨永が我に返って小宮山に謝りはじめるが、彼女は立ち直れない。
「小宮山が触らしてたみたいにゆーなよ。あれはオレが勝手に触ったの!」
そしたら尚がまた眉をひそめるのだ。
「じゃあやっぱりオマエの一方通行?」
「それは違う!!」
その時、デコに丸い跡をつけた小宮山がむくりと顔をあげた。
「そうじゃないよ、ホントにちゃんとつきあってるよ」
「ホラみろ、わかった? ホントだって言っただろーが!」
ついでにもう一押ししておこうと思った。
「なあ小宮山、コイツに本気だって言ってやってよ。オマエ、オレのことちゃんと好きだよな?」
そう言ってオレは小宮山の顔をのぞきこんだ。