そしてオレらが見守る中、またもハルキが動く。
たぶん今度は本気。ここからでもハルキの背中に今までとは違う緊張が走ったのがわかった。
その瞬間。
隣にいた小宮山がいきなりハルキへ向かって走りはじめたのだ。
え・・・・なんで!?
オレは一歩も動けず立ち尽くしたまま、ただただ呆然とふたりの様子を眺めることしかできない。
小宮山がすんでのところでハルキの腕を抑え込み、ヤツの万引きはなんとか未遂に終わったようだった。
小宮山と何か話していたハルキが急にヘナヘナとその場に崩れ落ちる。
そしたら一緒にしゃがみこんだ小宮山が、気遣わしげにハルキの背中をさすってやりはじめたのだ。
なにコレ!?
オレ、何見せられてんの・・?
胸がじくじくと痛んだ。
寄り添うふたりを見てるうちにスゲー悲しくなってくる。
小宮山のこと、あいつにとられちゃったみたいな気がして。
なんでかわからないけどあのふたりをこんなふうに一緒にしちゃダメな気がした。
うまくは言えないのだが、あいつらの醸し出す雰囲気に何か特別なものを感じてしまって。
たぶん今度は本気。ここからでもハルキの背中に今までとは違う緊張が走ったのがわかった。
その瞬間。
隣にいた小宮山がいきなりハルキへ向かって走りはじめたのだ。
え・・・・なんで!?
オレは一歩も動けず立ち尽くしたまま、ただただ呆然とふたりの様子を眺めることしかできない。
小宮山がすんでのところでハルキの腕を抑え込み、ヤツの万引きはなんとか未遂に終わったようだった。
小宮山と何か話していたハルキが急にヘナヘナとその場に崩れ落ちる。
そしたら一緒にしゃがみこんだ小宮山が、気遣わしげにハルキの背中をさすってやりはじめたのだ。
なにコレ!?
オレ、何見せられてんの・・?
胸がじくじくと痛んだ。
寄り添うふたりを見てるうちにスゲー悲しくなってくる。
小宮山のこと、あいつにとられちゃったみたいな気がして。
なんでかわからないけどあのふたりをこんなふうに一緒にしちゃダメな気がした。
うまくは言えないのだが、あいつらの醸し出す雰囲気に何か特別なものを感じてしまって。