「コウくん、ハルくん、マナ、すみれ。また4人で行こ!」
ああやっぱり、って私は頭を抱えた。
男の子が一緒だった! そんなの行けない。
ちなみにコウくんはマナの本命。ハルくんこと春樹くんはコウくんの友達だ。
「あ、えっと。そーゆう話ならパス。ユカちゃんたち誘いなよ」
「えー!? なんで!?」
ユカちゃんとは、マナと仲の良い学年でも指折りの美人である。
マナやユカちゃんはいわゆるスクールカーストの頂点にいるような子たちで、ごくごくフツーの私とはホントなら縁なんてないハズなのだが、マナとだけはお互い妙に気が合ってグループを離れて一緒に遊ぶことが多かった。
とはいえ、男の子込みってことなら話は別だ。
もともと私はそんなに男の子が得意じゃないし、マナの連れてくる派手な男の子たちとダブルデートみたいにして出かけるのは苦手だった。
ーーーいやいや。そんなことよりも今は。
マナから視線を外して前の席を窺うと、ムチャクチャ機嫌の悪そうな加瀬くんと目が合った。
ほらね。やっぱり聞こえてる・・!
他の男の子と一緒に遊びに行きたがってるだなんて思ってほしくない。
加瀬くんによーく聞こえるよう、キッパリとマナにNОを伝える。
「と、とにかくパス! 絶対行かない!」
「なんで? ハルくん好みじゃなかった??」
「そーゆうことじゃない」
「じゃあなに? 好きな人でもできた?」
「や、それも・・違うけど」
「ならいいじゃん。何が問題??」
「えーっと・・」
ああやっぱり、って私は頭を抱えた。
男の子が一緒だった! そんなの行けない。
ちなみにコウくんはマナの本命。ハルくんこと春樹くんはコウくんの友達だ。
「あ、えっと。そーゆう話ならパス。ユカちゃんたち誘いなよ」
「えー!? なんで!?」
ユカちゃんとは、マナと仲の良い学年でも指折りの美人である。
マナやユカちゃんはいわゆるスクールカーストの頂点にいるような子たちで、ごくごくフツーの私とはホントなら縁なんてないハズなのだが、マナとだけはお互い妙に気が合ってグループを離れて一緒に遊ぶことが多かった。
とはいえ、男の子込みってことなら話は別だ。
もともと私はそんなに男の子が得意じゃないし、マナの連れてくる派手な男の子たちとダブルデートみたいにして出かけるのは苦手だった。
ーーーいやいや。そんなことよりも今は。
マナから視線を外して前の席を窺うと、ムチャクチャ機嫌の悪そうな加瀬くんと目が合った。
ほらね。やっぱり聞こえてる・・!
他の男の子と一緒に遊びに行きたがってるだなんて思ってほしくない。
加瀬くんによーく聞こえるよう、キッパリとマナにNОを伝える。
「と、とにかくパス! 絶対行かない!」
「なんで? ハルくん好みじゃなかった??」
「そーゆうことじゃない」
「じゃあなに? 好きな人でもできた?」
「や、それも・・違うけど」
「ならいいじゃん。何が問題??」
「えーっと・・」