そんな疲労困憊の学校帰り。
すんごい疲れてても「アイスは絶対に食いに行く!」って譲らない加瀬くんを連れて、私は渋々コンビニへ向かった。
「今日はなに?」
「いつものソーダ」
加瀬くんお気に入りのやっすいソーダアイスを2つ買って公園へ。
相変わらずほっぺに絆創膏貼りつけてる加瀬くんがガブリとアイスにかじりつく。さっぱりと美味しいソーダアイスはあっという間に加瀬くんのお腹へとおさまった。
アイスを食べ終わっちゃったらもうすることもない。
こんなに暑くちゃ数プリするのも億劫だった。模範解答が手に入らなくたってエアコンの効いた涼しい部屋でやるほうが断然いい。
帰ろっかあ、って立ち上がりかけた私の腕を加瀬くんが下からぐいっとひっぱった。
「まだイヤだ。こっち向いてよ。顔見たい」
「えええ、嘘でしょ・・・・」
露骨にウンザリを顔に出す私に、加瀬くんがボソボソとつぶやく。
「だってオレ、もっかいあの顔が見たいんだ」って。
「あの顔??」
ーーーってどんな顔?
「?? ゴメン、なんのこと?」
「くっそう。わかれよ! 空気読め!!」
そしたらいきなり、ついさっきまでイライラと私を睨んでいた加瀬くんが仔犬のような目をして「なあ、チョットだけ触らせて・・?」なんて言い出した。
「さっ、触るうう!? ヤだよ。なんのために!?」
「だって確かめたいんだ、どーしても!!」
言うが早いか、加瀬くんは私を勝手に抱きしめた。
「ああっっ・・チョット!!」
そのまま、甘えるみたいに鼻先をすうっと私の頬に滑らせる。
イヤだ、ダメだ、という私のNOの意思表示を、加瀬くんはフンって鼻で吹き飛ばした。
「やめるわけねーだろ。もういちいち許可なんてとらねーからな」
すんごい疲れてても「アイスは絶対に食いに行く!」って譲らない加瀬くんを連れて、私は渋々コンビニへ向かった。
「今日はなに?」
「いつものソーダ」
加瀬くんお気に入りのやっすいソーダアイスを2つ買って公園へ。
相変わらずほっぺに絆創膏貼りつけてる加瀬くんがガブリとアイスにかじりつく。さっぱりと美味しいソーダアイスはあっという間に加瀬くんのお腹へとおさまった。
アイスを食べ終わっちゃったらもうすることもない。
こんなに暑くちゃ数プリするのも億劫だった。模範解答が手に入らなくたってエアコンの効いた涼しい部屋でやるほうが断然いい。
帰ろっかあ、って立ち上がりかけた私の腕を加瀬くんが下からぐいっとひっぱった。
「まだイヤだ。こっち向いてよ。顔見たい」
「えええ、嘘でしょ・・・・」
露骨にウンザリを顔に出す私に、加瀬くんがボソボソとつぶやく。
「だってオレ、もっかいあの顔が見たいんだ」って。
「あの顔??」
ーーーってどんな顔?
「?? ゴメン、なんのこと?」
「くっそう。わかれよ! 空気読め!!」
そしたらいきなり、ついさっきまでイライラと私を睨んでいた加瀬くんが仔犬のような目をして「なあ、チョットだけ触らせて・・?」なんて言い出した。
「さっ、触るうう!? ヤだよ。なんのために!?」
「だって確かめたいんだ、どーしても!!」
言うが早いか、加瀬くんは私を勝手に抱きしめた。
「ああっっ・・チョット!!」
そのまま、甘えるみたいに鼻先をすうっと私の頬に滑らせる。
イヤだ、ダメだ、という私のNOの意思表示を、加瀬くんはフンって鼻で吹き飛ばした。
「やめるわけねーだろ。もういちいち許可なんてとらねーからな」