「仕方ない。巻き込まれたついでに強力するよ。私、ループ物の小説はよく読んでるから」


真奈ちゃんが自信たっぷりに言うので、僕は首を傾げた。


これは現実で小説の中の話じゃないけど、そううまくいくのか?


そう聞きかけて、やめた。


今のところ協力者は真奈ちゃん1人しかいないから、怒らせるわけにはいかないから。