僕が無理をしているように見えたのかもしれない。


そんな顔しなくて大丈夫だよ。


僕はもうすっかり絶望しきって、２度も自殺したんだから。


今は弱って行く体と一緒に生きていくことを決めたんだよ。


なんて、絶対に言えないけれど。


「入院はしないのね？」


「うん。しない」


僕はキッパリと言い切った。


今日も僕は家に帰る。


そして明日体調がよければ、また真奈ちゃんに会いに行くだろう。