顧問にも先輩にもさんざん引き止められたけれど、誰の言葉にも耳を貸さなかった。


大好きなサッカーから離れる時は胃がギリギリと痛んで、初めて脂汗が浮かんできた。


でもこれでいいんだ。


これ以上、みんなに迷惑はかけられないから。


僕は、本気でそう思っていたんだ。