その質問に一瞬キョトンとしてしまう。


そして、早めに病院に行けばいいのにと言われているのだと気が付いた。


「それはいいんだ。だって8日には余命宣告を受けるんだよ? 今病院へ行ったって、結果はなにも変わらない」


「ふぅん……」


真奈ちゃんは少し意外そうな表情を浮かべた後、頷いた。


「確かに、結果はなにも変わらないかもねぇ」


「だろ? それに、僕自身が儲けっかを知っているからいいんだ」


僕は自分に納得させるように言った。


病気のことは今はおいておく。


たった一週間で改善できることを先に考える。


そう決めたんだ。


「まぁ、今日は元気そうだし安心した。でも、またなあにかがあったら」


「連絡するよ」