そんなはずはない。
だって昨日は7月8日で僕は余命宣告を受けて来たんだ。
それとも、それもまた夢なんだろうか?
思い返してみても、7月1日から7月8日までの記憶がちゃんと残っているように感じる。
毎日変わらないようでいて、なにかしら変なことが起こったり記憶に残ることがあるから間違いないはずだ。
「直樹、早く起きなさい! って、あら起きてたの?」
ノックもなしに入って来た母親がスマホ片手に突っ立っている僕を見て瞬きをする。
「母さん、僕昨日死ななかった?」
「寝ぼけているの? 早く支度して学校に行きなさい」
母親はしかめっ面をしてそう言うと、僕の部屋から出て行ったのだった。
だって昨日は7月8日で僕は余命宣告を受けて来たんだ。
それとも、それもまた夢なんだろうか?
思い返してみても、7月1日から7月8日までの記憶がちゃんと残っているように感じる。
毎日変わらないようでいて、なにかしら変なことが起こったり記憶に残ることがあるから間違いないはずだ。
「直樹、早く起きなさい! って、あら起きてたの?」
ノックもなしに入って来た母親がスマホ片手に突っ立っている僕を見て瞬きをする。
「母さん、僕昨日死ななかった?」
「寝ぼけているの? 早く支度して学校に行きなさい」
母親はしかめっ面をしてそう言うと、僕の部屋から出て行ったのだった。