「おはよって、あれ?三つ編みしてる!」 「おはよ、椿(つばき)。似合わないかな?」 「ううん!すっごく似合ってる!」 「可愛い!」と笑顔で言ってくれる友人の赤井 椿(あかい つばき)に私は安堵する。今まで寝癖を整えることしか髪の毛を気にしなかった為、初めてヘアアレンジというものをした私は不安でいっぱいだったのだ。 しかし、そんな私の不安を吹き飛ばす椿の笑顔を見れば、頬は自然とゆるんでいた。