金曜日は凛にとって大好きな曜日になった。
凪が隔週で凛の家にお泊まりに来てくれるのだ。
そのときは必ず晩ごはんを張り切って作る。元々、料理はそんなに得意じゃなかったので、実は時間があるときにこっそり猛練習していた。
彼が最初に家に来たときはチャーハンを作った。美味しいと言って沢山食べてくれた。誰かに料理を作ってあげるってこんな嬉しい気持ちになるんだと凛は知れて、苦手だった料理が少し好きになった。
たまに学校帰りにスーパーに寄って、二人で食材を買い、一緒に料理をしたこともあった。たこ焼きパーティーをして、二人でコロコロとたこ焼きひっくり返して作って、お店風にソースやマヨネーズ、青のり、さらには鰹節まで躍らせちゃったりして、こだわった。
ハンバーグも作った。普段はハンバーグとご飯だけで十分だなって思ってしまっている節があるが、ブロッコリーとかポテトとか添えてあげる。
フルーチェを作って食べた。
彼が好きだと言っていたから、作ってみようとなったのだが、今までフルーチェを食べたことがない凛はフルーチェの元に牛乳を入れて混ぜるだけで作れただけで感動ししていて、凛のそんな反応に凪は少しだけ驚いていた。
ゲームも一緒にした。弟に借りたモンスターを狩るゲームだ。
凛は弱すぎてほとんど凪にボスを倒してもらった。ゲームになると真剣モードになっちゃって顔が死んじゃうから、そこは気をつけないと。
一緒にお風呂に入ったり、キスもした。ベッドの上で一緒にお布団に入ったときは心臓が止まるかと思った。
凪はいつも優しく包み込むように抱きしめてくれる。ちなみにまだ一線は超えていない。それが怖いと言った私に「待つよ」と言ってくれたからだ。
眠りにつくときに凪は凛の頭を優しく撫でてくれていた。
凛はこの時間がたまらなく大好きだ。
土曜日の朝は凛が早起きをする。少し早く起きて、朝ごはんの準備をする為だ。
トーストを作ったり、目玉焼きやウィンナーを焼いたり、一人のときじゃ絶対に食べなかったけど、鮭なんか焼いちゃったりしちゃって、即席のものだけどお味噌汁も小さなテーブルの上に並べて、安い和食の朝ごはんを二人で堪能した。
「美味しい。凛って料理上手だよね」
「本当?嬉しいー」
あぁ、この笑顔を守りたいって思ってしまう。もっともっと笑って欲しい。
私は今、十九年生きてきた人生の中で一番幸せを感じている。この幸せが続いて欲しい。もっと続けたい。
恋って不思議なものだ。恋すると何でも前向きに捉えられるし、自分のレベルがものすごい勢いで上がっていく。
まぁ、相変わらず「凡才の凛」っていうレッテルは剥がれないけど、そんなことじゃ、私の夢への気持ちは折れない。
凪と付き合ってから、凛は前よりもうんと強く、役者になりたい。絶対になってやるぞ!という気持ちが芽生えてきた。
本当に何もかも凪くんのおかげだ。
彼が応援してくれるから、私は強く生きていける。
高原先生に厳しいことを言われてもめげなくなったし、今まで苦手だった自分から発言をするということが出来るようになった。
凪くんは私にとって、勇気と希望を与えてくれるヒーローだ。
「凛の頑張り屋さんなとこが好き」
「凪くんの笑顔が好き」
私たちは今、幸せの絶頂に居る。
凪が隔週で凛の家にお泊まりに来てくれるのだ。
そのときは必ず晩ごはんを張り切って作る。元々、料理はそんなに得意じゃなかったので、実は時間があるときにこっそり猛練習していた。
彼が最初に家に来たときはチャーハンを作った。美味しいと言って沢山食べてくれた。誰かに料理を作ってあげるってこんな嬉しい気持ちになるんだと凛は知れて、苦手だった料理が少し好きになった。
たまに学校帰りにスーパーに寄って、二人で食材を買い、一緒に料理をしたこともあった。たこ焼きパーティーをして、二人でコロコロとたこ焼きひっくり返して作って、お店風にソースやマヨネーズ、青のり、さらには鰹節まで躍らせちゃったりして、こだわった。
ハンバーグも作った。普段はハンバーグとご飯だけで十分だなって思ってしまっている節があるが、ブロッコリーとかポテトとか添えてあげる。
フルーチェを作って食べた。
彼が好きだと言っていたから、作ってみようとなったのだが、今までフルーチェを食べたことがない凛はフルーチェの元に牛乳を入れて混ぜるだけで作れただけで感動ししていて、凛のそんな反応に凪は少しだけ驚いていた。
ゲームも一緒にした。弟に借りたモンスターを狩るゲームだ。
凛は弱すぎてほとんど凪にボスを倒してもらった。ゲームになると真剣モードになっちゃって顔が死んじゃうから、そこは気をつけないと。
一緒にお風呂に入ったり、キスもした。ベッドの上で一緒にお布団に入ったときは心臓が止まるかと思った。
凪はいつも優しく包み込むように抱きしめてくれる。ちなみにまだ一線は超えていない。それが怖いと言った私に「待つよ」と言ってくれたからだ。
眠りにつくときに凪は凛の頭を優しく撫でてくれていた。
凛はこの時間がたまらなく大好きだ。
土曜日の朝は凛が早起きをする。少し早く起きて、朝ごはんの準備をする為だ。
トーストを作ったり、目玉焼きやウィンナーを焼いたり、一人のときじゃ絶対に食べなかったけど、鮭なんか焼いちゃったりしちゃって、即席のものだけどお味噌汁も小さなテーブルの上に並べて、安い和食の朝ごはんを二人で堪能した。
「美味しい。凛って料理上手だよね」
「本当?嬉しいー」
あぁ、この笑顔を守りたいって思ってしまう。もっともっと笑って欲しい。
私は今、十九年生きてきた人生の中で一番幸せを感じている。この幸せが続いて欲しい。もっと続けたい。
恋って不思議なものだ。恋すると何でも前向きに捉えられるし、自分のレベルがものすごい勢いで上がっていく。
まぁ、相変わらず「凡才の凛」っていうレッテルは剥がれないけど、そんなことじゃ、私の夢への気持ちは折れない。
凪と付き合ってから、凛は前よりもうんと強く、役者になりたい。絶対になってやるぞ!という気持ちが芽生えてきた。
本当に何もかも凪くんのおかげだ。
彼が応援してくれるから、私は強く生きていける。
高原先生に厳しいことを言われてもめげなくなったし、今まで苦手だった自分から発言をするということが出来るようになった。
凪くんは私にとって、勇気と希望を与えてくれるヒーローだ。
「凛の頑張り屋さんなとこが好き」
「凪くんの笑顔が好き」
私たちは今、幸せの絶頂に居る。