煌の誕生日の前の日、いつものように煌と一緒に学校に行く。

「こう?今年もこうの家でいいの?」

「ん、何が?」

「いや、誕生日パーティー。いっつもこうの家でやってるよね?」

毎年家族でのお祝いに私も混ぜてもらい、みんなでパーティーをしている。

煌は私の質問にどこか申し訳なさそうに答えた。

「あ、ああ、今年はいいかな。友達とやろうかなと思ってて」

「え、ずっとみんなでやってたのに?まぁ、煌がやりたいようにすればいいけど...」

「わりぃな、今年はとりあえず、亅



...心がざわついたのはどうしてだろう