次の日、煌は時間になっても家から出てこなかった。

おそらく、先に家を出たのだろう。

いつも登校中に見ていた花壇の花が、昨日よりも咲いているのに元気がないように見えた。

学校に着くと、教室の前に人が集まっている。

その中心には今1番会いたくない人がいた。

「滝沢藍...」

煌が6組、私が3組、藍は2組。

わざわざここを訪ねる理由はないだろう。

昨日の今日なら多分あのことだろう。

私に気づいた藍が取り巻きとの雑談をやめてこっちに来た。

「さくらちゃんおはよ!ちょっといい?」

はぁ、やっぱりか。

「うん、向こうで話そっか」