「ガタンゴトン ガタンゴトン・・」今日もいつも通りの朝を迎えた。これからいつも通りの平凡な一週間が、また始まると今は思っていた。
   そう、今の時点では
 電車を降りた。みんなは真っ直ぐに学校へと行く。だけど、僕は知っている。学校への近道があることを。
  「お嬢ちゃんかわいいねー。」
    「彼氏とかいるの?」

「最悪だ、ヤンキーがいる。今日は普通の道で学校に行くか。」そう思ったはずだった。だが、僕の足はみるみるヤンキーに近づいて行く。そして、僕は自分の特技でもあることをして、助けてしまった。だけど僕は僕自身の、特技をみんなに知られない様にしていたから他の人には言ってほしくはなかった。だから僕は、その助けた子と、ある約束を交わした。