今日は二日目の掃除当番の日だ。今日は、結構早く学校に着いたから、真美とどんな話をしようか考えながら、真美を待っていたら担当の先生が来て、今日は真美が休みだから、先生と二人組と伝えられた。
え・・・。色々と残念なことが積み重なる。残念なことその一、先生と二人きりで掃除とか気まずすぎるところ。そのニ、今日は真美と話せないということ。

　とりあえず、今から帰るところだ。だが、終礼で予期せぬことが起きた。それは、いきなり先生が、
「今村、おまえはこないだ浜崎と一緒に登校してなよな？」
とか言ってきたから、俺は、
「ま、まあ。一応。」
と答えておいた。そしたらいきなり、俺の机の上に真美の連絡帳や、手紙が置かれた。最初は、どういう意味かよく分からなかったけど、時間が経ってからようやく理解できた。ようは、僕が真美の家まで持って行けという結論に。
　真美の家には行ったことがないから、断ろうかとも思ったけど、これは真美の家に行けるチャンスだと思い直して行くことにした。真美とは、一応連絡先を交換していたから、真美の家の場所を聞けた。