「え・・・」
「うそ、うそ。で、ほんとはなんで美化委員に入ったの?」
「そ、それはさっき言った通りだけど。」
「ふーん。なんだ私がいるからじゃないんだ。」
「・・そんなはずないじゃん。」
「じゃあ、男子で誰が美化委員に入れるか競争でもしてたの?」
「なんで?」
「だって、いつもは男子に人気の無い美化委員に今回は男子殺到して、選挙になってたじゃん。」
「ま、まあそんな感じ。」
「そうなんだ。じゃあ、掃除しよっか。」
「うん」
なんとか、誤魔化すことができた。でも、今日は初めて真美とこんなに長い間話すことができたから、とても満足できている。この一週間これが続くと思うと、顔がにやけてないかが心配だ。