4月の春。
今日は入学式だ。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい。」
母親の声を聞きながらドアを開ける。
高校の制服はまだ新品の慣れない匂い。
正直この匂いは好きではないけれど、高校生になった実感が湧き、余計に僕の心を奮い立たせた。
「あ!太陽、おはよー」
同じタイミングで隣に住む
山本 明里(やまもとあかり)と同タイミングで外に出た。
明里も僕と同じ高校に通う。
いつも着ていた中学のセーラー服ではなく、パキッとしたシワのないワイシャツに藍色のネクタイを基調としたチェックのネクタイが締められていた。
いつもの格好と違うからか、明里が少しだけ大人っぽく見えた。
「うわ、やだ太陽が高校生に見えるっ」
「当たり前だろ、高校生なんだから。」
そんな会話をしながら学校に到着した。
今日は入学式だ。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい。」
母親の声を聞きながらドアを開ける。
高校の制服はまだ新品の慣れない匂い。
正直この匂いは好きではないけれど、高校生になった実感が湧き、余計に僕の心を奮い立たせた。
「あ!太陽、おはよー」
同じタイミングで隣に住む
山本 明里(やまもとあかり)と同タイミングで外に出た。
明里も僕と同じ高校に通う。
いつも着ていた中学のセーラー服ではなく、パキッとしたシワのないワイシャツに藍色のネクタイを基調としたチェックのネクタイが締められていた。
いつもの格好と違うからか、明里が少しだけ大人っぽく見えた。
「うわ、やだ太陽が高校生に見えるっ」
「当たり前だろ、高校生なんだから。」
そんな会話をしながら学校に到着した。