ちょうどそんな時、入り口から担当看護師の矢嶋が入って来た。
「陽菜ちゃんどう具合は?」
「あっ千夏ちゃん大丈夫よ、特に変わりはないわ」
「そうよかった。翔さんも来ていたのね」
「はい千夏ちゃん、いつも陽菜がお世話になっています」
「何それ、本当のお兄さんみたいね」
「もちろん。途中離ればなれになっちゃったけど俺たちは幼いころから兄妹のように育ってきましたから」
翔の兄妹という言葉を聞いた陽菜は、軽くショックを受けちょっぴり落ち込んでしまった。
(兄妹か、やっぱり亨兄ちゃんにとってあたしは妹でしかないのかな?)
陽菜がそんなふうに落ち込んでいると矢嶋が声をかけてきた。
「今日は久しぶりにシャンプーをしてあげようと思って来たんだけど、翔さんが来ているならあとにしようか?」
「大丈夫です、お願いします」
「じゃあ俺帰るよ」
気を利かせ帰ろうとする亨に少し慌てるようなそぶりで引き止める陽菜。
「大丈夫だからもう少しいて、もっと亨兄ちゃんとお話ししていたいの」
「でもシャンプーするんだろ?」
そう言う亨に対し矢嶋が説明するように引き留める。
「陽菜ちゃんどう具合は?」
「あっ千夏ちゃん大丈夫よ、特に変わりはないわ」
「そうよかった。翔さんも来ていたのね」
「はい千夏ちゃん、いつも陽菜がお世話になっています」
「何それ、本当のお兄さんみたいね」
「もちろん。途中離ればなれになっちゃったけど俺たちは幼いころから兄妹のように育ってきましたから」
翔の兄妹という言葉を聞いた陽菜は、軽くショックを受けちょっぴり落ち込んでしまった。
(兄妹か、やっぱり亨兄ちゃんにとってあたしは妹でしかないのかな?)
陽菜がそんなふうに落ち込んでいると矢嶋が声をかけてきた。
「今日は久しぶりにシャンプーをしてあげようと思って来たんだけど、翔さんが来ているならあとにしようか?」
「大丈夫です、お願いします」
「じゃあ俺帰るよ」
気を利かせ帰ろうとする亨に少し慌てるようなそぶりで引き止める陽菜。
「大丈夫だからもう少しいて、もっと亨兄ちゃんとお話ししていたいの」
「でもシャンプーするんだろ?」
そう言う亨に対し矢嶋が説明するように引き留める。