「それでおとといの夜もまだ微熱程度だけど熱が下がらなくて、昨日の朝かな? 熱が下がったのは。それで昨日は念のためもう一日おとなしくしていなさいって言われて、それで亨兄ちゃんの所に行けなかったの」
「そうだったのか、ごめん何も知らなくて」
「良いのよ別に」
「それでもう大丈夫なのか? もしまだ調子悪いなら帰るけど」
心配な面持ちで尋ねる亨に対し笑顔を取り戻し応える陽菜。
「大丈夫よ、今日は由佳が来たら亨兄ちゃんの所に連れて行ってもらおうと思っていたくらいだもの。まさかこんなに早く亨兄ちゃんの方から来てくれるなんて思わなかったからすごくうれしいわ」
「そうか良かった。俺も早く来ることが出来て嬉しいよ」
その時亨は陽菜の手元にあるデジタルオーディオに気が付いた。
「それ使ってくれているんだな?」
「もちろん大切に使っているよ。なんか不思議よね、これ聞いていると亨兄ちゃんがすごく近くに感じられるの」
その言葉に思わず亨の表情はほころんでいた。
「そう言ってくれると俺も嬉しいよ」
「そうだったのか、ごめん何も知らなくて」
「良いのよ別に」
「それでもう大丈夫なのか? もしまだ調子悪いなら帰るけど」
心配な面持ちで尋ねる亨に対し笑顔を取り戻し応える陽菜。
「大丈夫よ、今日は由佳が来たら亨兄ちゃんの所に連れて行ってもらおうと思っていたくらいだもの。まさかこんなに早く亨兄ちゃんの方から来てくれるなんて思わなかったからすごくうれしいわ」
「そうか良かった。俺も早く来ることが出来て嬉しいよ」
その時亨は陽菜の手元にあるデジタルオーディオに気が付いた。
「それ使ってくれているんだな?」
「もちろん大切に使っているよ。なんか不思議よね、これ聞いていると亨兄ちゃんがすごく近くに感じられるの」
その言葉に思わず亨の表情はほころんでいた。
「そう言ってくれると俺も嬉しいよ」