「はい、最後の一枚は颯太君にあげる」
「良いの? ありがとう」
満面の笑みでそれを受け取ると嬉しそうにその写真を見つめる颯太。
ところがしばらくして杏奈がふと颯太の方に目を向けると、落ち込んだ表情をしている颯太に気が付いた。
「どうしたの颯太君なんか暗いよ、悩み事でもあるの?」
その声に遥翔も続く。
「なんだどうした颯太、何かあるなら言ってみな」
二人の問いかけに颯太はそっと胸の内を語り始めた。
「おにいちゃん、ぼくもうすぐ手術受けるんだ。それが終わったら完全に悪い虫を追い出すためのおくすり打つんだって。パパやママは大丈夫って言っているけど僕知っているんだ、この前の時も大丈夫って言っていたのにすごい苦しかった。きっとまた今度もそうなるんだ、いやだなぁ?」
そんな颯太をやさしい語り口で励ます遥翔。
「良いの? ありがとう」
満面の笑みでそれを受け取ると嬉しそうにその写真を見つめる颯太。
ところがしばらくして杏奈がふと颯太の方に目を向けると、落ち込んだ表情をしている颯太に気が付いた。
「どうしたの颯太君なんか暗いよ、悩み事でもあるの?」
その声に遥翔も続く。
「なんだどうした颯太、何かあるなら言ってみな」
二人の問いかけに颯太はそっと胸の内を語り始めた。
「おにいちゃん、ぼくもうすぐ手術受けるんだ。それが終わったら完全に悪い虫を追い出すためのおくすり打つんだって。パパやママは大丈夫って言っているけど僕知っているんだ、この前の時も大丈夫って言っていたのにすごい苦しかった。きっとまた今度もそうなるんだ、いやだなぁ?」
そんな颯太をやさしい語り口で励ます遥翔。