行きたくない。そう思ったのはいつからだろう。少なくとも昨日一昨日ではない。
もう、随分前からになる。
それでも私は頑張った。頑張って行きたくないと思いながら重い足を使い学校へと向かう。
現在、私は高校2年生。季節は冬。というよりももうすぐ春休みで3年生になる。
あともう1年、この地獄に通えば私はこの高校を卒業できる。そういうご褒美があると思って頑張れた。
それでも、ついに今日、我慢できなかった。
校門付近にいるその人たちを見た時、動悸が収まらず、冷や汗が流れ。息が苦しくなった。
ド、ド、と、心臓の音が外に溢れだしている。
その人たちの1人が私に気づき
「あ、ねぇ、来てるよ」
と、クスリと笑って私の嫌いな笑みを浮かべた時、私は怖くて怖くて変な息をしながらその人たちから離れるように駆け出していた。
高校1年の時からだった。
私が〝いじめ〟という、被害者になったのは。
始まりは些細なことだった。
私はどちらかと言うと派手なタイプではなく、かと言って真面目でもない普通の女子高生で。
勉強はするけどたまにサボり、放課後は友達と遊んだりと過ごしていた。
そんな中、クラスが違う男子生徒に話しかけられた。その男子生徒こそ派手なタイプで、全く関わりのなかった私に「なあ、どこ中? 」と聞いてきた。
出身中学の名前をいい、そこから何度か質問をされ、「また今度遊ぼ」とヘラヘラした笑顔で言われた。
その時は特に何も思わなかったけど、その男子生徒には〝彼女〟がいたらしく。
その〝彼女〟も派手な見た目で、凄く凄く、私に怒っていた。
ヤキモチや嫉妬をしたのだろうと思ったけど、話しかけられた側の私に非はなかったと思う。
けれども〝人の男を取ろうとした〟というレッテルを貼られた私は、その〝彼女〟に目をつけられるようになったのだ。
もう、随分前からになる。
それでも私は頑張った。頑張って行きたくないと思いながら重い足を使い学校へと向かう。
現在、私は高校2年生。季節は冬。というよりももうすぐ春休みで3年生になる。
あともう1年、この地獄に通えば私はこの高校を卒業できる。そういうご褒美があると思って頑張れた。
それでも、ついに今日、我慢できなかった。
校門付近にいるその人たちを見た時、動悸が収まらず、冷や汗が流れ。息が苦しくなった。
ド、ド、と、心臓の音が外に溢れだしている。
その人たちの1人が私に気づき
「あ、ねぇ、来てるよ」
と、クスリと笑って私の嫌いな笑みを浮かべた時、私は怖くて怖くて変な息をしながらその人たちから離れるように駆け出していた。
高校1年の時からだった。
私が〝いじめ〟という、被害者になったのは。
始まりは些細なことだった。
私はどちらかと言うと派手なタイプではなく、かと言って真面目でもない普通の女子高生で。
勉強はするけどたまにサボり、放課後は友達と遊んだりと過ごしていた。
そんな中、クラスが違う男子生徒に話しかけられた。その男子生徒こそ派手なタイプで、全く関わりのなかった私に「なあ、どこ中? 」と聞いてきた。
出身中学の名前をいい、そこから何度か質問をされ、「また今度遊ぼ」とヘラヘラした笑顔で言われた。
その時は特に何も思わなかったけど、その男子生徒には〝彼女〟がいたらしく。
その〝彼女〟も派手な見た目で、凄く凄く、私に怒っていた。
ヤキモチや嫉妬をしたのだろうと思ったけど、話しかけられた側の私に非はなかったと思う。
けれども〝人の男を取ろうとした〟というレッテルを貼られた私は、その〝彼女〟に目をつけられるようになったのだ。