彼は早暮拓真。中学1年生。
5月に勉強をしたくなくて仮病で授業をサボり保健室に逃げてきた事をきっかけに今日まで私と同じように保健室登校をしている。
「新学期からは、教室で授業を受けるんだよ?」
「…嫌だ……」
早暮くんが私から目をそらす。
「一人で勉強出来るの?」
「授業は受けない!!!」
左膝の上に置かれた早暮くんの左拳を私は両手で包み込む。
「大丈夫。
早暮くんは私と違うんだから」
私みたいにクラスが嫌じゃないんだから。
5月に勉強をしたくなくて仮病で授業をサボり保健室に逃げてきた事をきっかけに今日まで私と同じように保健室登校をしている。
「新学期からは、教室で授業を受けるんだよ?」
「…嫌だ……」
早暮くんが私から目をそらす。
「一人で勉強出来るの?」
「授業は受けない!!!」
左膝の上に置かれた早暮くんの左拳を私は両手で包み込む。
「大丈夫。
早暮くんは私と違うんだから」
私みたいにクラスが嫌じゃないんだから。