1度溢れた涙を止めることができなくて、舞はその場に泣き崩れてしまった。


「大丈夫だよ舞。青っちは絶対によくなるから」


「そうだよ。舞がメソメソしててどうするの」


「ほら、舞も一緒に折り鶴作るよ!」


3人組が舞の体を支えて起こす。


舞は何度も頷き、折り紙に手をのばした。


あの3人組が舞のために、青っちのためにこうして手をかしてくれる。


こんな未来を授けてくれたのも、青っちだった。