中庭で行っていた運動も、今では院内のリハビリ施設を利用するようになった。


だんだん青っちの体から筋肉が抜け落ちて、小さくなっていく。


それを近くで見ていた舞は泣きそうになったが、絶対に青っちの前では泣かなかった。


青っちは頑張っている。


やれるだけのことはやっているんだから、きっと大丈夫。


自分自身にそう言い聞かせていた。