海外では研究が進んでいるけれど、今のところ透明化を止めるために有効な薬はないということ。


青っちは退院することなく、このまま入院して治療とリハビリ入ることが説明されている。


そんな中でも舞は呆然としたまま、医師の声はどこか遠くから聞こえてきているような気がしていた。


透明病。


1億人に1人の難病。


青っちが、透明病……。