◇今後の展開
仲間と合流するイーフェ。
元々、イーフェたちも魔王討伐が目的であるため、リーゼパーティーと合流するまで一緒に行かないかと誘われるジュード。
獅子の亜人の女性・ケープ、童顔小柄な魔法使い・ミニィ、清楚可憐な白魔導士・マリサ、そして白銀の剣士・イーフェ。
四人の美女たちと共に魔王城を目指すことを決めたジュードだったが――。

ジュードとイーフェがダンジョンに潜っていた一ヶ月の間に、街の状況は一変していた。
『第二加護を授かる儀式』を危険視した魔族は、それが可能な都市を襲撃。
今、残っているのはジュードたちがいる街の施設のみ。

街の周辺には、魔物が次々と湧くダンジョンが幾つも作り出され、そこで生み出された魔物たちは街を襲っていた。

一刻も早くリーゼを追いかけたいジュードだったが、彼女だったら困っている人を見捨てない。
再会した時に恥ずかしくない男でいるためにも、街に残ることを決意。

イーフェパーティーの面々、街で活動する冒険者、ジュードに密かに思いを寄せるギルドの受付嬢など、様々な者たちと関わり、交流を深めながらダンジョン攻略を進めるジュード。

勇者パーティーに置いていかれた拳闘家は、百年の努力で最強の力を手にし、街の希望となる。
そして新たな仲間たちと共に街を救い、やがて、勇者パーティーに追いつくのだった。