☆☆☆
病室をこっそり抜け出した俺は、キョロキョロと辺りを見回してナースがいない事を確認すると廊下を歩き始めた。
まだ消灯時間が過ぎて間もないせいか、廊下には数人の患者たちがいる。
けど、見回りに見つかってすぐに病室へ追い返されることが目に見えている。
そんな患者たちを通り過ぎて、廊下の突き当たりにある非常階段に来ていた。
普通の階段とエレベーターまではナースステーションを通らなければいけないから、避けたのだ。
むき出しのらせん階段へ出ると少しだけ寒気がする。
「さぁ~て」
上へ行くか、下へ行くか。
病室をこっそり抜け出した俺は、キョロキョロと辺りを見回してナースがいない事を確認すると廊下を歩き始めた。
まだ消灯時間が過ぎて間もないせいか、廊下には数人の患者たちがいる。
けど、見回りに見つかってすぐに病室へ追い返されることが目に見えている。
そんな患者たちを通り過ぎて、廊下の突き当たりにある非常階段に来ていた。
普通の階段とエレベーターまではナースステーションを通らなければいけないから、避けたのだ。
むき出しのらせん階段へ出ると少しだけ寒気がする。
「さぁ~て」
上へ行くか、下へ行くか。