「ちょっと!見るなよ!」
アルバムを奪い取ろうとしたところで部屋にパジャマ姿の彰が入ってきた。
「何してんの?とりあえず風呂、入ってきていいぞ」
彰はそんな今の俺の様子を見てそう言った。
「そうですよ俊先輩!早くお風呂に入ってきてください!」
佐伯はニヤニヤしながら彰が言ったことに便乗した。
「じっくり見ておくんで安心してください!」
そして、加えてそう言った。俺が返事をしようとしたら彰が口を挟んだ。
「てか、何見てんだ?」
「俊先輩の幼稚園の頃のアルバムです!」
「あー、俺も写ってるかもな」
「まじですか!」
二人は、俺がいなくなったように会話を始めたので仕方がなく風呂に入ることにした。
お風呂に入りながらこれからのことに考えていた。
来週の土曜日、部活はあるが休んで俺らは九州に向かう。理由は『彰のため』だ。でも、それだけではない。自分自身のためでもある。俺はただ、昔みたいに三人で笑って何気ない日々を過ごしたい。そのために彰の病気を治す。俺が治すのはもちろん無理だ。だから、人を頼る。そして、彰も俺を頼って欲しいな。そんなことを考えていた。
アルバムを奪い取ろうとしたところで部屋にパジャマ姿の彰が入ってきた。
「何してんの?とりあえず風呂、入ってきていいぞ」
彰はそんな今の俺の様子を見てそう言った。
「そうですよ俊先輩!早くお風呂に入ってきてください!」
佐伯はニヤニヤしながら彰が言ったことに便乗した。
「じっくり見ておくんで安心してください!」
そして、加えてそう言った。俺が返事をしようとしたら彰が口を挟んだ。
「てか、何見てんだ?」
「俊先輩の幼稚園の頃のアルバムです!」
「あー、俺も写ってるかもな」
「まじですか!」
二人は、俺がいなくなったように会話を始めたので仕方がなく風呂に入ることにした。
お風呂に入りながらこれからのことに考えていた。
来週の土曜日、部活はあるが休んで俺らは九州に向かう。理由は『彰のため』だ。でも、それだけではない。自分自身のためでもある。俺はただ、昔みたいに三人で笑って何気ない日々を過ごしたい。そのために彰の病気を治す。俺が治すのはもちろん無理だ。だから、人を頼る。そして、彰も俺を頼って欲しいな。そんなことを考えていた。