カフェオレ三十路女が「ちょっくら青春してみるっ!」 とガンバったら、結構深い沼にハマってしまった件

頑張レ! 応援してるぞ。

頑張レ! 応援してるぞ……。

私はふいに目頭が熱くなった。

そうだ、父はクロスワードが得意だったんだ、

あーあ、一本取られてしまったわ……。

涙が止めどもなく溢れて止まらなかった。

楽屋に戻り、置いてあったブラックコーヒーを一気に飲んだ。

苦みよりもしょっぱい涙の味がしたのは気のせいだろうか。

でもそのしょっぱいコーヒーはとても嬉しい味だった。
 
その頃、家の庭ではフェオが丸くなりながらフテ寝していた。


(ボクだって、舞台観に行きたかったワン!)

ムクりと起きあがると、受け皿に注がれている甘いあまーい

カフェオレをフェオはいつまでも舐め続けていた。

  
                              (おわり)