「わかりやした!」
しばらく探してみたが、まだ居ないようだった。しかし放っておくとここで展示されてしまうだろう。急がないと。
ドロシーがこんな所に展示され、永遠にクルクル回り続けるようなことになったら俺は生きていけない。絶対に奪還してやると、改めて誓った。
4-7. 戦乙女のラグナロク
鑑定でホールにはセキュリティ装置がない事を確認し、アバドンの魔法で静かに床に降りる。ピンクで花柄の、露出の多いドレスで舞っている女性につい目が引き寄せられると、なんと目が合ってしまった。
「え!?」
驚いて見回すと全員が我々を見ていたのだ。意識があるのか!?
唖然としていると、近くの女性に声をかけられた。
「そこのお方……」
俺は驚いて声の方向を見ると、美しいランジェリー姿の女性が、手を後ろに組んで胸を突き出すような姿勢でこちらを見ていた。ブラジャーは赤いリボンを結んだだけの大胆なもので、左の太腿にも細いリボンで蝶結びがされていた。何とも煽情的ないで立ちに俺は顔を赤くして、身体を見ないようにしながら、駆け寄った。
「話せるんですね、これ、どうなっているんですか?」
スッと鼻筋の通った整った小顔にクリッとしたアンバーな瞳の彼女。心をざわめかせるほどの美しさに、俺は戸惑いを覚えながら聞いた。
「私はまだ入って間がないので話せますが、そのうち意識が失われて行って皆植物人間みたいになってしまうようです」
何という非人道的な話だろうか。
俺は彼女の手を引っ張ってみた。しかし、とても強い力で操作されているようで、舞いの動きを止める事すらできなかった。
「ヌチ・ギ様の魔法を解かない限りどうしようもありません……。それより、あの中央の巨人が心配なのです」
「え? 彼女も生きているんですか!?」
「そうです。ヌチ・ギ様は巨大化装置を開発され、私たちを戦乙女という巨人兵士にして世界を滅ぼすとおっしゃってました」
「な、なんだって!?」
俺は驚いた。単に女の子をもてあそぶだけでなく、兵士に改造して大量殺戮にまで手を染めようだなんて、もはや真正の狂人ではないか。
「ラグナロクだ……」
アバドンが眉間にしわを寄せながら言った。
「ラグナロク?」
しばらく探してみたが、まだ居ないようだった。しかし放っておくとここで展示されてしまうだろう。急がないと。
ドロシーがこんな所に展示され、永遠にクルクル回り続けるようなことになったら俺は生きていけない。絶対に奪還してやると、改めて誓った。
4-7. 戦乙女のラグナロク
鑑定でホールにはセキュリティ装置がない事を確認し、アバドンの魔法で静かに床に降りる。ピンクで花柄の、露出の多いドレスで舞っている女性につい目が引き寄せられると、なんと目が合ってしまった。
「え!?」
驚いて見回すと全員が我々を見ていたのだ。意識があるのか!?
唖然としていると、近くの女性に声をかけられた。
「そこのお方……」
俺は驚いて声の方向を見ると、美しいランジェリー姿の女性が、手を後ろに組んで胸を突き出すような姿勢でこちらを見ていた。ブラジャーは赤いリボンを結んだだけの大胆なもので、左の太腿にも細いリボンで蝶結びがされていた。何とも煽情的ないで立ちに俺は顔を赤くして、身体を見ないようにしながら、駆け寄った。
「話せるんですね、これ、どうなっているんですか?」
スッと鼻筋の通った整った小顔にクリッとしたアンバーな瞳の彼女。心をざわめかせるほどの美しさに、俺は戸惑いを覚えながら聞いた。
「私はまだ入って間がないので話せますが、そのうち意識が失われて行って皆植物人間みたいになってしまうようです」
何という非人道的な話だろうか。
俺は彼女の手を引っ張ってみた。しかし、とても強い力で操作されているようで、舞いの動きを止める事すらできなかった。
「ヌチ・ギ様の魔法を解かない限りどうしようもありません……。それより、あの中央の巨人が心配なのです」
「え? 彼女も生きているんですか!?」
「そうです。ヌチ・ギ様は巨大化装置を開発され、私たちを戦乙女という巨人兵士にして世界を滅ぼすとおっしゃってました」
「な、なんだって!?」
俺は驚いた。単に女の子をもてあそぶだけでなく、兵士に改造して大量殺戮にまで手を染めようだなんて、もはや真正の狂人ではないか。
「ラグナロクだ……」
アバドンが眉間にしわを寄せながら言った。
「ラグナロク?」



