やはり僕の予想は当たってたみたいだ。まさか自分から自白するとは…。しかし…これで断ると怪しまれるので仕方がなく、
「いいですよ別に、でも本当に事件に関与してる訳じゃないので聞いても無駄ですよ。とりあえず外で待ってますね」
とだけ助言しておいた。
自動ドアで外へ出ると顔見知りがいた。同僚というのはこの人だったのか…。相変わらずチャラチャラしてて苦手だ。あの時からずっと。
「佐々木理於くん…だよね?久しぶりー。俺の事覚えてる?」
この人のことはもちろん覚えてる。僕の家が火事が起きて、それが事故ではなく殺人だったと教えてくれたのもこの人だった。そして、その時に僕に事情聴取をした人もこの人だ。
「あ、はい。随分とお久しぶりですね。それで…その…母と父は見つかりましたか?」
僕の家で火事が起きて両親がどこかへ行ってしまった時から警察に探してもらってる。もう多分警察は諦めてると思うけど…。
「すまないが…見つかってない」
「…そうですか」
自分から聞いといてそれしか言えなかった。その返答があるのはわかってたのに…。
「いいですよ別に、でも本当に事件に関与してる訳じゃないので聞いても無駄ですよ。とりあえず外で待ってますね」
とだけ助言しておいた。
自動ドアで外へ出ると顔見知りがいた。同僚というのはこの人だったのか…。相変わらずチャラチャラしてて苦手だ。あの時からずっと。
「佐々木理於くん…だよね?久しぶりー。俺の事覚えてる?」
この人のことはもちろん覚えてる。僕の家が火事が起きて、それが事故ではなく殺人だったと教えてくれたのもこの人だった。そして、その時に僕に事情聴取をした人もこの人だ。
「あ、はい。随分とお久しぶりですね。それで…その…母と父は見つかりましたか?」
僕の家で火事が起きて両親がどこかへ行ってしまった時から警察に探してもらってる。もう多分警察は諦めてると思うけど…。
「すまないが…見つかってない」
「…そうですか」
自分から聞いといてそれしか言えなかった。その返答があるのはわかってたのに…。