「えっと……2人って知り合い?」
私が来たことに気づいた2人は会話をやめて充の方が説明してくれた。
「実はな理於くんの家が火事の時、事件っていう可能性が出たじゃん?その時俺が担当したんだ。事情聴取とかも俺が担当してたから。その時からだいぶ大きくなってるからびっくりしてよ」
事件を覚えている理由もこれなのかもしれないな。なんて一人で考えてると今度は理於くんが口を開いた。
「本当にあの時はお世話になりました。あの時もお役に立てずすみません」
彼は『あの時も』と言ったが『今回も』役に立つ情報を持ってないのだろうか。
「ああ、大丈夫大丈夫」
充は優しい声でそう言った。でも、私たちが知ってると思ってる知らない情報があるかもしれない。そう思って聞いてみた。
「本当に些細なことでもいいから知ってる事ない?あの事件について」
すると理於くんはにっこり笑って、
「本当に役に立てずすみません。何も知らないです」
そう言われて思わず、
「君が倒れた時救急車を呼んだ女性が近くに不気味な笑みを浮かべてる少女を見たって言うんだけどその子についても知らない?」
そう話すと充が小声で「おい、それ言っていいのかよ」と言ってきた。そして理於くんは再びにっこ笑って、
「すみません。その少女?のことはわからないですね」
そう言った。
私が来たことに気づいた2人は会話をやめて充の方が説明してくれた。
「実はな理於くんの家が火事の時、事件っていう可能性が出たじゃん?その時俺が担当したんだ。事情聴取とかも俺が担当してたから。その時からだいぶ大きくなってるからびっくりしてよ」
事件を覚えている理由もこれなのかもしれないな。なんて一人で考えてると今度は理於くんが口を開いた。
「本当にあの時はお世話になりました。あの時もお役に立てずすみません」
彼は『あの時も』と言ったが『今回も』役に立つ情報を持ってないのだろうか。
「ああ、大丈夫大丈夫」
充は優しい声でそう言った。でも、私たちが知ってると思ってる知らない情報があるかもしれない。そう思って聞いてみた。
「本当に些細なことでもいいから知ってる事ない?あの事件について」
すると理於くんはにっこり笑って、
「本当に役に立てずすみません。何も知らないです」
そう言われて思わず、
「君が倒れた時救急車を呼んだ女性が近くに不気味な笑みを浮かべてる少女を見たって言うんだけどその子についても知らない?」
そう話すと充が小声で「おい、それ言っていいのかよ」と言ってきた。そして理於くんは再びにっこ笑って、
「すみません。その少女?のことはわからないですね」
そう言った。