「うん!いいよ!」
「2人とも仲がいいわね〜」
「そうだな!」
そんな僕らの様子をみて両親は喜んでいた。
いつも通り義姉の部屋でゲームをしている時、義理が突然、
「理於ー、死にたいって思ったことある?」
そう聞いてきた。義理から「死」なんて言葉が出るとは思わなかったから少し驚いた。
「え?義姉ちゃんどうしたの?急に」
すると義姉は少し笑っていた。その不気味な笑みは今でも鮮明に覚えている。
「いいから答えて?」
今度はいつもの義姉とは打って変わって真剣な表情になってそう聞いてきた。僕はその質問に真面目に答えた。
「たまに…あるかな。お義母さんに怒られた時とかお父さんに怒られた時とか…」
義姉は再び笑顔になってこっちを向いてぎゅっと抱きしめてきた。
「ちょっ…どうしたの?」
「いや、可愛いなぁって思って!」
少しだけ照れくさかったけど姉としてのスキンシップだと思って良しとした。
そのあとはいつもの義姉に戻りいつも通りゲームをした。