「うん。中学の時あった時のことはもちろんだけどあのことは君にも話せない」
あいつの事を知れるならどんな情報でも良かった。
「教えてくれ!頼む!大丈夫、あいつには言わないし、話す理由もないから」
羽柴は目を丸くしてから重い口を開いてくれた。
「わかった……なんで君がそこまで小泉明菜のことについて知りたいか分からないけどこれだけは約束してほしい。俺を守ってくれ」
守ってくれって。まぁ口封じされてるから仕方ないか。
「わかった。羽柴くんのことは僕が守る」
それから羽柴の口から話された小泉明菜の過去。
僕が想像してたものより遥かにやばかった。
小学校頃みんなで飼ってた魚を水槽から出してハサミで切ったり、猫を学校の屋上から投げてみたり、理科の実験で用意した生きたカエルを鉛筆で刺してみたりしたらしい。これは小学生の頃の話だ。中学の頃はもっと酷かったらしい。