「え?あ、はい。大丈夫ですけど…」
今まで以上に心臓がバクバクしていた。事情聴取と言うやつだろう。僕は捕まるのだろうか…。いや、人を沢山殺したんだ。当然の報いだ。
そんなことを考えながら横になっていると1時間くらいして警察の人と思われる男が2人僕の病室に入ってきた。
「えっと…君が佐々木理於くんだよね?」
「はい。」
そう返事をすると、警察2人のうち1人が丸い椅子に腰を下ろし、1人はその男の横に立った。
「大変な時にごめんねー」
そう言いながら座っている方が手帳のようなものを取り出した。
「あ、いえ。大丈夫です…」
「じゃあいくつか質問するけど大丈夫?」
「あんまり覚えてないですけど、答えられる範囲なら…」
「まず単刀直入に聞くけど、この銃…君の?」
横に立っていた方がポケットから透明な袋に入っている銃を取り出してそう言った。どう答えるか迷ったけど指紋とか色々ついてると思ったから素直に答えることにした。
「あ、はい。僕のものです…」