「何してるんだ？じゃないわよ！そっちこそ何してんのよ！私の夫を殺しておいて何平然と生きてんのよ！」
怒りを全力でぶつけていた。関わってから日はあまり経ってが、こんな安藤さんは初めて見た。
「あれ？お兄ちゃんの知り合いの人？」
まるで空気が読めない小泉明菜が口を挟んだ。
「うん。同僚の人。それと夏海…殺したのは僕じゃないよ？君の夫を殺したのは僕のお父さんだ。僕も最近知ったんだけどねぇ」
「……どういうこと？」
安藤さんはまるで理解出来てない状況だった。だから代わりに僕が説明しようと思った。
「殺したのはあんただろ。あんたは5年前あるサイトに依頼を頼んだんだ。安藤さんの夫…安藤敦也さんを殺すように。それでたまたまその依頼したサイトを管理してる人が自分の父親だっただけだろ！」
すると小泉充人は笑いながら、
「ピンポーン！よく知ってるねぇー。もしかしてお父さんのファン？」