その日の夕方、夕日が私たちを照らす時間帯の17時頃、私はどうしても理於くんが学校を3日間も休んだ理由が気になってしまい、迷惑かもしれないが彼の家に行くことにした。もちろん霞を家に置いて。
電話をしようとしたがどうせなら直接行こうと思った。
風邪かもしれないので途中でコンビニによって、ゼリーやスポーツドリンクなどを買ってから彼の家へ向かった。
数分歩いたところで彼のマンションの前に着くと誰かが理於くんの部屋に入って行くところが見えた。
「……お見舞いかな?」
少しだけ下のコンビニのイートインスペースで待つことにした。
彼の家の下にコンビニがあるのを忘れていた。間違えて途中のコンビニ買ってしまった。ぬるくなっているだろうか。触ってみたがそんなことは無かった。
30分くらいずっと外を見ると理於くんの姿が見えた。
「……今から出かけるの?」
顔を見ると初めて見る怖い顔をしていたので、もしかしてと思い、彼の後を追った。