そう言って紙が何枚か入っているカバンを持ち、家を出た。
霞には本当に辛い思いをさせてきた。ただでさえ一人っ子なのに、父親を亡くし、私が仕事で遅くなる日もいっぱいあった。だから、霞には幸せになって欲しいと心から思う。幸せの形は人それぞれって言うけど、本当にそうだと私は思う。私には私の幸せがあるように霞には霞の幸せがある。私が口出しするようなことではない。
「早く着きすぎた…」
そうこうしているうちに理於くんの家に着いてしまった。彼が来るまで下のコンビニで時間を潰そう。そう思った時に彼が来た。
「すみません遅くなりました」
早く来すぎた私が悪いのに彼は謝った。
「私こそ早く来すぎてしまった。すまない。」
こっちに非があるので謝る。すると彼は鍵をカバンから取りだしドアを開けようとした。でも彼は鍵を2つ持っていた。
「家の鍵ふたつあるの?」
少し気になったので聞いてみた。すると彼はニコッと笑って、
「あ、はい。これはおばあちゃんの家の合鍵ですね」
霞には本当に辛い思いをさせてきた。ただでさえ一人っ子なのに、父親を亡くし、私が仕事で遅くなる日もいっぱいあった。だから、霞には幸せになって欲しいと心から思う。幸せの形は人それぞれって言うけど、本当にそうだと私は思う。私には私の幸せがあるように霞には霞の幸せがある。私が口出しするようなことではない。
「早く着きすぎた…」
そうこうしているうちに理於くんの家に着いてしまった。彼が来るまで下のコンビニで時間を潰そう。そう思った時に彼が来た。
「すみません遅くなりました」
早く来すぎた私が悪いのに彼は謝った。
「私こそ早く来すぎてしまった。すまない。」
こっちに非があるので謝る。すると彼は鍵をカバンから取りだしドアを開けようとした。でも彼は鍵を2つ持っていた。
「家の鍵ふたつあるの?」
少し気になったので聞いてみた。すると彼はニコッと笑って、
「あ、はい。これはおばあちゃんの家の合鍵ですね」