「これからどうします?」
この事件達に終止符を打つために、義姉さんのために、今度は自己満足なんかのためじゃなくて事件に向き合おう。でも、今まで殺してきた人達に許して欲しいとかは思ってない。この人たちを殺したことで報われた人だっているにはいる。でも僕はやり方を間違えた。今度は正しい道で解決していこう。そう思った。
「そうだな……まずは」
考えながらそう言ってきたが、考えてる内容はだいたい察しは着いた。
「じゃあとりあえず安藤さんの夫…安藤敦也さんの方を解決していきますか」
正直、自分の問題を解決したかったが、安藤さんがここまで協力してくれたのだからまずはこっちから解決するべきだと思った。
「……いいのか?」
僕は首を横に振った。でも、証拠が見つからない。もしかしたら安藤さんがみつけてるかもしれないが事件発生から随分と年月が経っているのであまり期待はしなかった。最終的には僕が持っている証拠を提示するしか無かった。