「どーゆーことだってばよ!?あ、思わず…あのへりふが、…失礼、かみました」
「それ、いろいろアウトじゃないか?白瀬」
「俺、最初のは知ってるけど、後半のは知らねぇな…?今度、その作品教えてくれないか?白瀬さん。もっと、君のことが知りたいんだ。君が好きだからさ。」
「よくそんな恥ずかしいこと素面で言えますね。そんな素敵にはにかんでも、私は丸井さまのモノなので、無理ですね。」
「そんなことは百も承知だ。それでも言いたかっただけさ(笑)」
「井上、お前本当に白瀬のこと好きだなぁ…」
「ぼくをむしするな!!!!!」
昼休みの体育館に、天上の声が響く。
わたし達がいつも通りの会話を繰り広げていると、我慢ならないと割り込んできた彼はツカツカと近づいてきた。
「で、どういうことだ。ドッジボールって。」
10センチ上から見下ろす彼は、普段他の人達に見せる顔とは違って見える。
それにしても、大きくなったものだ。幼い頃はあんなに小さかったのになぁ…。
良い成長をしたな、天上!!
「ドッジボールをするということは、勝負に決着をつけるということだ。どっちも後腐れなく、全力でボールをぶん投げれば良い!真っ直ぐとな…!!ドッジボールは良いぞ!!!」
「丸井、それ単にお前がやりたいだけじゃないか?」
井上の言葉にギクリとする。さっすが井上!わっかってるぅ…!!(目を逸らす)
生まれたときからのお隣さんは違うな、やっぱり…。
目を逸らしたまま遠くを眺めるわたしの腕を白瀬が軽く触れる。
「さすが、私の丸井さまです!やりましょう!!ドッジボール!!!私達、ドッジボール同好会ですし!」
きらきらと輝く宝石のような、翡翠の瞳がこちらを期待の眼差しで見つめる。
それを見た井上が、羨ましげにこちらを見ている。
「いいだろう、やってやろうじゃないか。ドッジボールなんて、子供の遊びに付き合ってくれる僕に感謝するんだな!」
天上があげた声に思わず目に力が入る。
「は、?今なんておっしゃった?わたしの空耳か?」
ギシリと拳が音を溢す。
わたしの、愛するドッジボールがバカにされたと言う現実と向き合わねばなのか?
「子供の遊びだと、言ったんだよ。ドッジボールなんて、」
「いいだろう!この勝負、受けて立つ!!!!!」
荒波が背後を応援するかのように、私は腕を組んで宣言した。
これ以上、ドッジボールが汚されるわけにはいかない。
ドッジボールの良さを、こいつに叩き込んでやる!!!
「いや、お前がやるんかい…」
「さっすが丸井さまです~カッコいいですーーー!!!!」
井上の呆れた声に、白瀬のハートの声が私を応援する。
井上、白瀬!お前らの敵も取ってやるからな!
一番はドッジボールだけどな!!
「それ、いろいろアウトじゃないか?白瀬」
「俺、最初のは知ってるけど、後半のは知らねぇな…?今度、その作品教えてくれないか?白瀬さん。もっと、君のことが知りたいんだ。君が好きだからさ。」
「よくそんな恥ずかしいこと素面で言えますね。そんな素敵にはにかんでも、私は丸井さまのモノなので、無理ですね。」
「そんなことは百も承知だ。それでも言いたかっただけさ(笑)」
「井上、お前本当に白瀬のこと好きだなぁ…」
「ぼくをむしするな!!!!!」
昼休みの体育館に、天上の声が響く。
わたし達がいつも通りの会話を繰り広げていると、我慢ならないと割り込んできた彼はツカツカと近づいてきた。
「で、どういうことだ。ドッジボールって。」
10センチ上から見下ろす彼は、普段他の人達に見せる顔とは違って見える。
それにしても、大きくなったものだ。幼い頃はあんなに小さかったのになぁ…。
良い成長をしたな、天上!!
「ドッジボールをするということは、勝負に決着をつけるということだ。どっちも後腐れなく、全力でボールをぶん投げれば良い!真っ直ぐとな…!!ドッジボールは良いぞ!!!」
「丸井、それ単にお前がやりたいだけじゃないか?」
井上の言葉にギクリとする。さっすが井上!わっかってるぅ…!!(目を逸らす)
生まれたときからのお隣さんは違うな、やっぱり…。
目を逸らしたまま遠くを眺めるわたしの腕を白瀬が軽く触れる。
「さすが、私の丸井さまです!やりましょう!!ドッジボール!!!私達、ドッジボール同好会ですし!」
きらきらと輝く宝石のような、翡翠の瞳がこちらを期待の眼差しで見つめる。
それを見た井上が、羨ましげにこちらを見ている。
「いいだろう、やってやろうじゃないか。ドッジボールなんて、子供の遊びに付き合ってくれる僕に感謝するんだな!」
天上があげた声に思わず目に力が入る。
「は、?今なんておっしゃった?わたしの空耳か?」
ギシリと拳が音を溢す。
わたしの、愛するドッジボールがバカにされたと言う現実と向き合わねばなのか?
「子供の遊びだと、言ったんだよ。ドッジボールなんて、」
「いいだろう!この勝負、受けて立つ!!!!!」
荒波が背後を応援するかのように、私は腕を組んで宣言した。
これ以上、ドッジボールが汚されるわけにはいかない。
ドッジボールの良さを、こいつに叩き込んでやる!!!
「いや、お前がやるんかい…」
「さっすが丸井さまです~カッコいいですーーー!!!!」
井上の呆れた声に、白瀬のハートの声が私を応援する。
井上、白瀬!お前らの敵も取ってやるからな!
一番はドッジボールだけどな!!