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本当に肌荒れに悩んでいる人はどんなことでもやってみるものだ。
まさか光が自宅で消毒液で洗顔していたとは思ってもいなかった。
そんなことをしていいわけがない。
それが肌荒れを悪化させる原因になっていても、おかしくなかった。
「なんかさ、最近咲たちの周りでばかり変なことが起こるよね」
昼休憩中、あたしは3人の友人たちとお弁当を囲んでいた。
こんな景色を見ることができるなんて、思ってもいなかった。
「そうだよね。でも、自業自得って感じだよね」
1人が共感しながらも小声で言って、笑う。
それにつられるようにして3人の間で笑いが起こった。
日ごろの行いが悪かったせいで、咲たちに同情する声はほとんど聞こえてこない。
むしろ、面倒なことに巻き込まれないように遠ざけているようにも見える。
「ナナちゃんはどう思う?」
不意に話題を振られて、むせてしまいそうになった。
「あたしは、別に……」
今咲たちに起こっている出来事が絶対様のせいだとわかっているから、余計なことは言えなかった。
つい口をすべらせてしまう可能性もあるから。
本当に肌荒れに悩んでいる人はどんなことでもやってみるものだ。
まさか光が自宅で消毒液で洗顔していたとは思ってもいなかった。
そんなことをしていいわけがない。
それが肌荒れを悪化させる原因になっていても、おかしくなかった。
「なんかさ、最近咲たちの周りでばかり変なことが起こるよね」
昼休憩中、あたしは3人の友人たちとお弁当を囲んでいた。
こんな景色を見ることができるなんて、思ってもいなかった。
「そうだよね。でも、自業自得って感じだよね」
1人が共感しながらも小声で言って、笑う。
それにつられるようにして3人の間で笑いが起こった。
日ごろの行いが悪かったせいで、咲たちに同情する声はほとんど聞こえてこない。
むしろ、面倒なことに巻き込まれないように遠ざけているようにも見える。
「ナナちゃんはどう思う?」
不意に話題を振られて、むせてしまいそうになった。
「あたしは、別に……」
今咲たちに起こっている出来事が絶対様のせいだとわかっているから、余計なことは言えなかった。
つい口をすべらせてしまう可能性もあるから。