「そこ、座ってええよ」
季節外れのこたつを指さしながらそう言ったので、素直に従い座った。
麗音とおばあちゃんは台所みたいな所へ行ってしまった。とりあえず、静かに待つことにする。
数分してから麗音がお盆にコップを3つ乗せながら戻ってきた。
それをこたつの上に起き、こちらへニッコリ笑顔を向けてからどこかへ行ってしまった。
少し待ってから今度はお盆にお菓子を乗せたおばあちゃんが戻ってきた。コタツに入り口を開いた。
「君はあの子の彼氏なのかい?」
びっくりして飲んでいたお茶を吹き出しそうになった。