とりあえず、僕は首を横に振り「そんなことないよ」と伝える。
準備していたらしくノートのページをめくり僕に見せてきた。
『じゃあ、案内します。』
僕は素直に従い、麗音について行った。数分が経ち僕らがいつも別れているところから5分位で着いた。本当にすぐそこだった。今日誘われたことといい、家を見られたくないわけではなかったのでちょっとだけ安心した。というか、誘われた時から安心していた。
家の外見は僕の母方の祖父母の家に似ていて古民家だけど、僕の祖父母の家より少しだけ敷地が広かった。関心していると、麗音が僕の肩を軽く叩いてきて、ノートのページをめくった。
『こっちです』